当施設は、通産省、文科省、産業界の支援の下、1970年に皮革研究施設として発足しました。その後、研究分野の広がりを踏まえて、名称を硬蛋白質利用研究施設と変更し、現在に至っています。
当施設の設立目的は、(1)皮革および関連産業に対する学術的および技術的支援、ならびに人材育成に寄与する研究・教育、(2)動物生産の副産物の主成分であるコラーゲンを始めとする硬タンパク質資源の総合的高度利用に寄与する研究を行うことです。本年度は、コラーゲン~基礎から応用~ の英語版の出版ができ、硬蛋白質利用研究施設の世界に向けた情報発信の初に着いたものと考えています。
本学での第3期中期目標・中期計画の4年目を迎えています。第3期目標の計画のもと、⑮社会変革につながるイノベーションの創出、⑯産業界との連携・共同によるキャリヤパスの多用化・流動性の向上に寄与、⑰研究者の多様性を高めることで知の集積拠点としての役割を担う、ことを中心に研究活動を進めています。
また、引き続き本研究施設の研究内容を補完するために、東京都立皮革技術センター、日本ハム株式会社、株式会社ニッピとの研究協力協定を継続進行し、研究領域の充実・拡大を図ってまいりました。
今年度は新井克彦教授が定年退職され、硬蛋研の専任研究員が2名の少人数での研究活動を行ってきました。本年3月から新任の山本和博准教授が着任し、参与研究員会議で研究内容の紹介があり、今後の活躍が期待されます。また、外国人PIの採用を進めており、来期は4名体制での研究活動が出来ることを願っています。
次年度は、学内および他大学、企業や試験研究機関との連携をより一層進め、研究活動を活発に進めて行きたいと考えております。今後とも当研究施設の活動にご理解いただき、ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
令和7年3月31日
硬蛋白質利用研究施設
施設長 野村 義宏