基礎研究部門
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研究テーマ

硬タンパク質とこれに関連する生体高分子の特性と生物機能を、細胞、組織、臓器、個体レベルで分子生物学的、細胞生物学的に解析し、新しい生物機能をもつ有用素材開発や生体機能制御をめざした基礎研究を中心に研究活動を推進している。

  • 動物再生医療における基盤整備に関する研究

    農林水産省との共同研究並びに科研費により、間葉系幹細胞に特異的な細胞表面マーカーであるCD73、CD90およびCD105に対するイヌおよびウマ組換えタンパク質を合成し、これらを抗原とした特異抗体を作製した。 本年度は、樹立したイヌ並びにウマCD105に対するモノクローナル抗体を用いてサンドイッチELISA法による定量系を確立した。さらに、CD73並びにCD90に対するモノクローナル抗体の作製を実施し、その特性を解析した。 日本中央競馬会との共同研究により、ウマiPS細胞の作製を試みた。ウマ横紋筋由来間葉系細胞にOct4、Sox2、Klf4、LIN28、L-Myc、dominant negative p53の6因子を組み込んだエピソーマルベクターをトランスフェクションし、ES細胞マーカーを発現するウマiPS細胞を3系統樹立した。このウマiPS細胞における三胚葉への分化能を確認した。

  • 細胞外マトリックスおよび細胞骨格による細胞機能発現制御機構の解明

    前年に引き続き、Caco-2にサイトケラチン19(CK19)-His-tag/V5 epitope遺伝子を導入したCK19強制発現細胞株を樹立しムチン分泌との関連性を検索したところ、CK19強制発現株においてCK19が培養上清中に分泌されており、ムチンの一成分となり得る可能性を示した。

  • 下等動物由来タンパク質の新機能探索に関する研究

    クラゲの主要な細胞外マトリックスタンパク質であるメソグレインの全塩基配列を決定し、ブレビバチルス発現系による組換えタンパク質を合成した。このメソグレイン組換えタンパク質のコラーゲンの性質に与える影響についての検討を実施している。