7型及び7型コラーゲンmRNA発現からみた慢性蹄葉炎における再生性表皮葉の基底膜構成能について
馬の科学.46:333-338(2009)
ウマの主要な運動器疾患である蹄葉炎組織についてVII型およびXVII型コラーゲンmRNAの in situ ハイブリダイゼーションを実施したところ、蹄葉炎発症後に再生してくる表皮葉において、VII型コラーゲン発現は活発であるが、XVII型コラーゲン発現能は低いことが観察された。再生表皮葉におけるこれらの成分の発現の差が、治癒後においても基底膜構造の不均一化をもたらすものと考察された。